わらって地域ソウセイ!

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スタッフS
2024/03/29 18:15

【レポート】カラダもココロも健康になれる京丹後ヘルスツーリズム  “長寿のまち”が掲げる、気軽に意識改革できる社員の健康管理方法![PR]

京都府北部に位置する京丹後市は、「100歳以上の人口割合が一番高い自治体として長寿のまち」を掲げ、「旅+健康」をテーマに「ヘルスツーリズム」を提唱しています。それを体験すべく、ANAグループ社員のモニターツアーに、わらって地域ソウセイ!編集部が同行しました。その様子をレポートします。

京丹後市と京丹後市観光公社は、「安全安心な観光とふるさと創生」を目指し、地域創生事業を手掛けるANAグループと、2022年3月に三者による連携・協力のための協定を締結しました。今回のヘルスツーリズムモニターツアーは観光事業の一環で、3回目の実施となります。

ちなみに、ヘルスツーリズムとは、旅行の非日常的な喜びの中で、健康回復や健康増進を目指す概念です。そして、旅を契機に、旅行後も健康的な習慣を維持することで、より充実した日常生活を送ることができるようになるとされています。

■京丹後市が掲げる”ヘルスツーリズム”とは

京丹後市は、男性長寿世界一のギネス記録を持つ木村次郎右衛門さん(享年116歳)が暮らしたまちであり、100歳以上の“百寿者”の人口比率は、全国平均の約3倍です。しかも、健康に長生きする“健康長寿”の人が多いことが特徴であり、「“健康長寿”のまち 京丹後」を掲げています。

なぜこの京丹後が、“健康長寿”かというと、夏は暑く冬は雪が降る、海も山もある自然豊かなまちだからです。人々は漁業や農業などで体を動かし、地の食材を食べ、地域で暮らしてきました。都市部から離れている不便さも相まって、よく歩き、体を動かす土地柄のようです。また、京丹後の長寿者には、血管年齢が若い人が多いことや、体内の炎症を抑える良い働きをしてくれる“善玉菌”が多いことが明らかになっているそうです。

近年、ヘルス、ウエルネス、メディカルツーリズムといった健康をテーマにした旅は、飛躍的成長を遂げており、世界的に注目が集まっています。そこで京丹後市は、ヘルスツーリズム認証委員会と一緒に、地域の特色を活かしたツアーを開発し、ヘルスツーリズムの認証プログラムとして提供しています。

<京丹後ヘルスツーリズム認証プログラム>

01. 事前のオリエンテーション、健康チェック(20分)

02. ノスタルジック健康ウォーキング(120分/約2,200m)

03. 昼食「百寿弁当」(60分)

04. 温泉入浴・お買い物

山陰海岸ジオパークなどの美しい自然遺産や、多彩な泉質の温泉、そして豊かな食材とその保存方法など、先人から受け継がれた「生活の知恵」を組み込んだプログラム。京丹後ならではの地域資源に触れ、心と体をリフレッシュさせ、日々の健康への気づき、明日への活力を得ることを目指しています。

 

<今回のツアープラン:2024年3月23-24日>
DAY1
・郷土料理ランチ
・夕日ヶ浦ビーチクリーン
・ロングビーチウオーキングと温泉
・夕焼けのビーチブランコ

 DAY2
・ノスタルジックウォーキング
・ビーチヨガ
・有機野菜ランチ
・有機野菜の収穫体験

 

■雨の大阪を出発。果たしてビーチクリーンはできるのか?

東京組と大阪組が伊丹空港で合流し、バスに乗り込んだのは、11時過ぎのこと。しかしながら、天気予報通り、生憎の雨。中には前回参加したものの、雨でビーチクリーンを体験できなかったというリベンジ組もいましたが…、はてさて、ここから約2時間半後の京丹後の天気はいかに? ビーチクリーンはできるのでしょうか?

ちなみに、伊丹空港から京丹後市の周辺観光を楽しむなら、東側には天橋立や、伊根の舟屋があり、一方西側には平安時代以前からの歴史ある兵庫県豊岡市の城崎温泉や、日本海に面する広大な鳥取砂丘があり、一度は訪れてみたい観光スポットが周遊できるエリアとなっています。

 

<DAY1>

1.郷土料理ランチで、地域を知る

少しお昼を過ぎてしまいましたが、無事に京丹後市に到着! ランチは「夕日ヶ浦の海岸で郷土料理のお弁当」を食べる予定でしたが…、雨のため屋内に変更。お弁当は、色鮮やかな「丹後ばらずし」です。「ごぼう、にんじん、しいたけなどの具材の中に、サバの缶詰のおぼろをまぶすのが、この地域の特徴なんですよ」と京丹後市観光公社の木村専務理事が説明してくれました。サバ煮は若干濃い味のため、お寿司のアクセントになっています。全体的に野菜をたくさん使ったやさしい郷土料理ランチでした。

  

2.夕日ヶ浦でビーチクリーン。ココロも健康に!

参加者たちが楽しみにしていたビーチクリーン。そして、天気はというと、なんと晴れ間が出ているではないですか⁉ テンションが上がる参加者たち。そのビーチクリーンを指導してくれるのが、地元「丹後エクスペリエンス」の八隅(やすみ)さん。元消防士、救急救命士だったという彼は、8年前に京都市内の消防署を辞め、奥さんの実家である京丹後に移住して来ました。京都市内のど真ん中に生まれ育った彼は、若い頃から自然への憧れが強く、田舎で暮らしたいと思っていたと言います。

いざビーチクリーンをスタート! ビーチに向かって歩き出すと、普段見過ごしていたゴミを目の当たりにします。しかも、ゴミ、ゴミ、ゴミ、ゴミ、ゴミ、、、どれだけあるの?というゴミが、たくさん目に付きます。

どこから流れて来たのだろう? こんなに大きなブイ⁉

ようやくビーチに降りると、さらに目に余るほどのゴミの数々。ペットボトル、空き缶、ガラス瓶、プラスティック、なぜだか便座カバーまでも…。ゴミ、ピックアップ、ゴミ、ピックアップ、ゴミ、ピックアップと、繰り返し、熱心に、黙々と。ほんの15分程度なのに、みんなで拾い集めたゴミは、いつしか巨大な山に。

それぞれが、それぞれに感じ、考え、行動する。そんなビーチクリーンに励む姿を取材しました。ある男性は、八隅さんが指示した訳でもないのに、女性では運ぶのが難しそうな大物を、自ら背負い運びます。ある女性たちは協力し合って、砂浜に埋まる壊れたポリバケツを掘り出し、達成感を分かち合っています。自分も撮影しながら、2つ3つほどのゴミを拾い集めると、満足感と達成感の波が心を満たしてくれます。細かい説明は無くても、やってみると魅了される。やればやるほど、そういう気持ちは無限に湧き出てきました。

ただ、これだけ広大なビーチ、そして切りが無く流れ着く海ゴミを見てると、色々な人に「八隅さん、これ無駄ちゃうか?」って聞かれると言います。ビーチクリーンを続ける意味を彼に問うと、「海ゴミに対して諦めちゃいけない、ってことを子どもから学んだんです。時間制限があるビーチクリーンイベントで、深く埋まっている大きなゴミを掘っている子どもたちが、『絶対掘り出せるから諦めない!』って言って掘っていたんです。それを見ていた大人が手伝い、遂にはその巨大ゴミを掘り起こしたんですよ。大人は『このゴミは掘り出せないだろう』と経験則で判断してしまうけれど、子どもは最後まで諦めない、未来を信じているんですよね。そんな子供たちに、自分が自信を持って全力でやって、次の子どもにバトンを渡していきたいんです」と熱い想いで話します。

「今の日本は、大人になるとつまらない。社会人になるのが怖いと。消防時代に自ら命を絶つ人や精神が病んだ人をたくさん見てきたし、救えなかった人をたくさん見てきました。こんなに安全で、飢えることもなく、日本は恵まれているのに、おかしいですよね。精神が病む前に、生きてる意味が無く死のうと思う前に、その人たちを救いたい。子どもは可能性の塊です。大人になる前の子どもたちに、こういう姿勢を見せていきたいんです!」と決意を語ってくれました。

また、こうも語ります。「重機を入れてゴミを回収したらラクですが、一緒にやることの達成感や、人間がやることの意味を学んで欲しい。ロボットやAIを使えばもっとラクにできますが、非合理をいかに楽しむかは、人間であることの意味なんですよ!」

八隅さんは、「今後はゴミ拾いを職業にしていける世の中を創り出していきたい」と夢を語ってくれました。ボランティアではなく、ビーチクリーンを職業にするために。「こんな大きなゴミを引き出せるの?」「そんなに持てるの?」「こんな崖下のゴミを引き上げられるの?」などに対して、消防士のノウハウを利用しながら、マッチョなビーチクリーン隊「UMIKAZE」を創るんですと。自治体からの予算と協賛スポンサーが付いてくれるように、少しずつチャレンジしているところです。

通常のビーチクリーン研修は2時間のうち、海ゴミ授業、プラスティック再生体験、浜まで行く移動時間があるため、ビーチクリーンは10分程度。しかし、今回のANAグループ社員のビーチクリーンは、2時間近くやることができ、理想の形ができたそうです。参加者から「学びが多く、楽しかった」「自分を見直す良い機会になった」と聞いて、嬉しそうに笑う八隅さんがいました。

 

3.ロングビーチウォーキングと温泉

ビーチクリーンを体験した後は、「ロングビーチウォーキング」と題して夕日ヶ浦海岸まで歩きます。しかし、先ほどまでゴミ拾いをしていた“自主性”で、目につくゴミを拾いながらのウオーキング。それぞれが、自然のことを考え、取り組む。八隅さんの想いが、しっかりと参加者に伝わっていました。結局ビーチクリーン&ウォーキングとなりましたが、参加者それぞれが、何か大事なものを心に刻んだ模様。

夕日ヶ浦海岸までの約1kmを歩き、汗をかいた人は日帰り温泉「外湯 花ゆうみ」へ向かいます。ちなみに、京丹後市内には、京都府内一という40の源泉があり、様々な泉質のお湯を楽しむことができます。これもまた、京丹後ヘルスツーリズムの魅力です。

 

4.夕焼けのビーチブランコ「ゆらり」。シーンに癒される!

「日本の夕日百選」にも選ばれた京丹後市随一の観光スポットである夕日ヶ浦海岸のビーチブランコ「ゆらり」。京丹後市内には約180軒のお宿があり四季折々の食や温泉が堪能できますが、この夕日ヶ浦温泉は「温泉総選挙2023絶景部門」で1位を獲得しています。

日の入りは夕方6時くらいとのことで、入浴後にみんなでビーチへ。日が落ちる空にはうっすらと雲がかかり、残念ながら観ることはできませんでしたが、ブランコに乗る親子の姿を見ながら、「この綺麗な夕日を今の子どもたちに残していきたい」と感じたに違いないでしょう。

 

◆食事も会話も進む! 地域と触れ合う食事会

夕食は、八隅さんや地元の方も合流し、みんなで食事会。地元の方に、京丹後のことを教えてもらいながら、地域の料理を食べ、地酒を飲む。これもまた、ヘルスツーリズムの楽しみの一つです。

この宴会した部屋は、参加者が宿泊する旅館の広間でした。普段なかなか泊まることのない、純和風旅館に泊まることも、京丹後ヘルスツーリズムの価値ですね。

  

<DAY2>

5.ノスタルジックウオーキング

地域の暮らしや文化を知ることも、ヘルスツーリズムを形成する要素です。モニターツアーでは、「間人(たいざ)」エリアのノスタルジーに浸りながらのウオーキングとなりました。

難読地名で、「間人(たいざ)」と読むのだそうです。最初、自分は「にんげん」と読んでいました…、大変失礼いたしました。

間人とは、聖徳太子の母「間人皇后(はしうどこうごう)」が争乱を免れるために暮らした地域で、大和国へ帰られる際の「御退座」にちなみ、「たいざ」と読むことにしたという逸話等が残っていると、ガイドの蒲田(かばた)さんが説明してくれました。

蟹が美味しい地域で、間人のズワイガニはブランドになっているそうで、11月~3月まで蟹漁が解禁される時期は、関西の蟹好きが集まるとのこと。

旅館の朝食では、間人の蟹めしが登場! メスは卵を使うためごはんはピンク色。

レトロな街並をゆっくり歩きながら、静かなメインストリートを抜け、急な勾配の道を上がり、丘の上の間人墓地公園へ向かいます。潮風による塩害を防ぐために、瓦屋根と焼いた杉板壁の黒っぽい家が並びます。

コースはアップダウンがあるので、まあ、ウオーキングではありますが、ただし、みんなとゆっくりしたペースで談笑しながら歩くので、あまり苦にはならない感じです。丘の上から、間人漁港へ下り、日本のエアーズロック「立岩」をゴール地点として、約1時間のノスタルジックウオーキングは終了。

立岩をバックに、みなさん笑顔で撮影

 

6.内面からカラダとココロを健康にする、ビーチヨガ!

立岩や大成古墳群等、京丹後を代表する自然や歴史的観光箇所を臨めるビーチでヨガをします。京丹後では、美しい自然を目の前にヨガをするため、キモチのリフレッシュにもつながります。のハズなのですが、またしても天気がよろしくなく…、屋内で実施することになりました。

ヨガは、身体の内側にあるインナーマッスルを鍛えることで、背筋が伸び姿勢が良くなり、腰痛や肩凝りが緩和されたり、内臓が正しい位置へ引き上げられるため、内臓機能が向上し、基礎代謝アップにつながります。また、瞑想しながら行うため、集中力が上がり、脳の活性化も期待できると言われています。山崎講師の指導のもと、参加者もマインドフルネス状態に到達したようです。

 

7.地元の有機野菜ランチで、カラダの中から健康に

昼食は、「Organic Cafeてんとうむしばたけ」のプレートランチ。旬の野菜をふんだんに使ったプレートランチは、女性陣に大好評で、「ニンジンの旨味を感じられたポタージュが美味しかった!」「一人暮らしだと、普段これだけの種類の野菜を取らないから幸せです!」などのコメントが。

料理長の松梨さんは、「野菜は全て、自社の農園で作ったものを使っています。野菜の味を邪魔しないようにソースなど味付けを考えて、油も極力使わないようにしています。ですので、重くなく、女性の方でもかるく食べられるのではないでしょうか」と。卵にもこだわりがあり、なるべくストレス無く育てられた平飼いの養鶏場から取り寄せているとのことでした。

  

8.有機野菜の収穫体験と、食育でアタマの中も健康に!

ランチの後は、農業体験。自分のカラダの中に取り入れる食材について、生産方法を知り、実際に収穫してみることも、ヘルスツーリズムの重要な要素です。

収穫体験ができるのは、先ほどのランチをいただいたお店「てんとうむしばたけ」を経営するビオ・ラビッツ株式会社の農場。お店から少し離れた場所に、約7ヘクタール、甲子園球場のフィールド約7個分の農場を持ち、年間100種類程度の野菜を作っています。そして、訪れる人々に収穫体験を提供しています。

経営者である梅本さんは語ります。「野菜は、土が大切です。健康なものを食べて自分の健康を保つというのは想像できると思いますが、野菜も同じなのです。野菜がどんな土から栄養を摂るかで、野菜の健康度合が決まるんですよ。だからウチは全く農薬を使いません。オーガニックで育てています。健康な人は病院行かないでしょ。野菜も同じです。野菜も健康だったら、農薬を使わないのではなく、要らないんです。肥料を使わない完全オーガニックにこだわっています」。

「もう一つ大切なのはストレスが無いこと。今の社会では会社勤めして、色々イヤなこともあるでしょうし、それをどこかで発散できたら良いんでしょうけど、発散できないとだんだん病気の素になります。野菜も同じなんですよ。野菜のストレスがどこにあるかと言うと、密植です。農家の人は、ある程度の面積からたくさん採りたいと思うので、ついついたくさん植え過ぎるんです。密植というのは、人間でいうと満員の通勤電車です。毎日15分、20分、30分ならまだ良いのですが、24時間だとイヤですよね。野菜はそういう状態なのです。だからストレスから解放させるには、疎植が大事です。それと、何にもしないこと。自由に伸ばしてあげることなのです」

野菜に美味しいものを食べさせるには、良い土づくりが重要だと言います。「良い土とはなんなのか? 土のことは想像しづらいかと思いますが、地球上の土は、表面20cmくらいしか無いです。葉が落ちたり、草が枯れたり、あるいはタヌキが寿命で死んだり、色々な生き物たちが死んで土ができます。その20cmの土が豊かな食生活を支えているんですけど、1cmの土ができるまでに、自然界では50年から100年かかります。だからこの森というのは、1,000年から2,000年かけてできた森です。ちょうどこのあたりは、30年前に山を削って作った畑なので、土が無いんですよ。でも実は、土が無くても化学肥料を使えば野菜は育つんです。ただし、人間でいうと、ベッドで点滴打って生きている状態。だから土を作っています。毎年毎年山の落ち葉を集めたり、河川敷で草を刈って集めたりと。年々、色々な方が声を掛けてくれて、要らない草や落ち葉を持って来てくれるようになりました。今では公共事業の業者の方も運んで来てくれます」と土づくりの過程を教えてくれました。

「この土の中にある、白い点々は微生物です。草を食べてくれていて、微生物がウンチを出す。それをまた違う微生物が食べてウンチを出す。またそれを、別の微生物や昆虫が食べてウンチを出す。その繰り返しが何年も続き、土になってきます。その土に生えた草を、例えば牛が食べれば美味しい牛乳や牛肉になる。鶏が食べれば卵や鳥肉になる。そうやって、実は元は全部土なのです。それは何かというと、土とは全ての生き物の行きつくところであり、全ての生き物が生まれてくるところなのです。命の循環がここにあるんです。その土を畑に入れてあげると、野菜が育つのです。食料が出来上がるのです」。

そして、ネギの収穫に挑戦。「好きなだけ採って持ち帰ってください!」と梅本さんに言われ、大喜びの参加者たち。茎の周りを手で掘り、ゆっくりと引っこ抜くのですが、想像以上に力を入れないと抜けません。なぜなら、群馬の下仁田ネギ?と思うほど、太いんです。これも疎植農法のチカラで、大きく育つのだと言います。

なかなか抜けないネギに驚く参加者たちですが、抜いた後は満足感から「今夜はネギ鍋だ!」「ネギステーキだ!」「ネギパーティだ!」など、自然とはしゃいぎ合います。「何本でも持って帰って!」と社長に言われ、大量に持ち帰ろうとする参加者たち。ある人は、「これだけあると、ネギオイルとか、ネギチップとか作っちゃおう!」などと、ネギ料理レシピを紹介し合っていたり。「大きな白ネギを引いた時の快感は忘れられません」の声も。

でもそれだけでなく、この大量のネギをどうやって帰りの飛行機で持って帰ろうか…、たくさん持ち帰りたい欲求と、機内に充満するネギ臭の不安で、葛藤する参加者でした。

 

■京丹後を持ち帰り、家で堪能する!

最後に、西日本最大級の道の駅「丹後王国」でお買い物タイム。参加者は京丹後のヘルスツーリズムを振り返るように、御土産を購入。家に帰ってからも、旅先で体験したアクティビティや食べた食材とともに、ヘルスツーリズムを振り返ることも、健康を考えるヘルスツーリズムの一環かもしれませんね。

 

■カラダもココロも健康になった参加者の声

「環境問題を考える良いコンテンツだと実感した。あれだけのゴミが目の前にあると、拾いたくなる衝動が湧いてくるのは、老若男女問わないため、楽しみながら学んだり、ゴミの重みで体感することができる、貴重な機会になると思う。また、拾うことで生まれてくる達成感や、地球への貢献は、なかなかこういう機会がないと意識してできないので、ぜひ実施してほしい。また、拾うことに集中しすぎて無意識に長距離を歩けたり、良い汗をかくことができたので、ビーチウォークと兼ねて行うのも良いと思いました」

「ANAでも千葉の自治体とビーチクリーンをやっていて、自分が担当しているので、興味を持ちツアーに参加しました。イベントではなく継続的におこなっていらっしゃる点で学びがあります。ビーチクリーンは拾ったゴミの回収等で地元自治体との連携も必要となる活動で、個人での活動に限界を感じています。八隅さんのノウハウを持ち帰り、ANAグループ各空港地域でのビーチクリーン活動に繋げられたら良いと思います」

「ビーチクリーンは、環境問題を考える、聞くだけではなく体験する、現実を知る、という一連の流れはどの層にとっても興味深い体験型旅程になり得ると思います。学校団体・企業研修などにも良いと思います」

「高校生、大学生は勿論のこと、社会人の企業視察研修の一つに取り組めると環境問題を考える良い機会だと思います」

「梅本社長の非常に興味深く取り組みを拝聴し、地球温暖化や耕作放棄地、過疎化などの社会問題も関連していて、単純に有機栽培で美味しいものを作っていますというだけではないのだなと改めて感じました」

「梅本社長の有機栽培方法の一連の説明が分かりやすく、取り組みが素晴らしかった!添加物(人工物)の中に生きる人間の生きる糧はすべて『輪廻転生』の自然界のサイクルの中にあると改めて気づかされました。環境問題を知ることができる「ビーチクリーン」(人工物の掃除)から、食のSDGsに繋げ、2つを連携したプログラムが可能だと感じました」

「とても学びが多く、楽しい機会となりました。皆さまのおかげで子供に普段体験できないことを経験させる事ができて、父、子供ともに大満足です!」

「人と人との繋がりや協力があってこそ様々な事業や取り組みが実現されるんだと実感し、京丹後という地域、人が好きになりました。今回お話してくださった方々の熱い思いや夢、生き方が胸に刺さり、素直にかっこいいなと感じました」

「皆さんの京丹後愛が深く、考えさせられました。自分を見直す良い機会をいただけました」

 

■京丹後ヘルスツーリズムの展開

ヘルスツーリズムは、「旅+健康」をテーマに設定し、健康を意識しつつも、旅の気軽さがウリとなっています。個人はもちろんですが、企業や学校など団体で取り組むことによるメリットがあります。というのも、健康への意識が低い人でも、所属団体の親しい仲間と一緒に気軽に取り組めることで、負担なく、行動できるプログラムになっています。京丹後市は、企業や団体への導入をお勧めしています。また、2025年大阪万博でのオーバーツーリズムを危惧し、京丹後市へのヘルスツーリズム誘客の検討もスタートしているそうです。

ヘルスツーリズムの導入および取材についてのお問い合わせは、是非とも京丹後市観光公社へお願いします。

◆京丹後市観光公社
担当:津田、森本
Mail:info@kyotango.gr.jp
WEB:京丹後ナビ https://www.kyotango.gr.jp/

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■最後に

今回のモニターツアーに同行してみて、地域創生は改めて「現地の人の力があってこそ!」と感じました。この京丹後は、とても想いが熱く、バイタリティがあり、そしてフレキシブルな人々が多いと感じました。そんな人たちに、また会いたい、自分も応援したいと思ったツアーでした。

東京の自宅に帰宅し、てんとうむしばたけで御土産にいただいたネギを味わってみると、瑞々しく、甘い! いつになくヘルシーに感じる自分がいました。(わらって地域ソウセイ!編集部S)

  

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20 件の返信 (新着順)
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退会したユーザー
2024/04/08 19:10

⑧のレポートを読ませていただいて。

野菜作りは「土」が大切なんですね。
土のお話、とても面白かったです。
大切に育てた野菜、私も食べたいです。

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2024/04/07 12:13

ビーチクリーンの八隅さんの言葉
「子どもは可能性の塊」
そして
「ゴミ拾いを職業に…」
という夢、素晴らしいと思いました。

たんぼマスター
2024/04/07 08:50

高級なカニとは無縁なモニターツアー、ヘルシーツーリズムでしょうが、それにしたって間人カニのニュースは残念です。

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退会したユーザー
2024/04/04 21:58

レポートを読ませていただいて、ウォーキングっていいなと思いました。
旅行ではありませんが、電車に乗って、普段降りない駅で降りて、見慣れない街の景色を見ながら歩けば、ヘルスツーリズムの気分が味わえそうです。
スタッフさんのレポートで、趣味が1つ増えそうです。

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退会したユーザー
2024/04/03 20:33

私の地元、長野県には海がないので、海で夕日を眺めるのは、私にとって特別なシチュエーションです。
ビーチブランコに乗りながら夕日を見たら、きっと、一生忘れない思い出になると思います。
素敵な写真、ありがとうございました。

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退会したユーザー
2024/04/02 18:35

昨日、腰を痛めてしまい、まともに動けませんでした。
「ビーチヨガ」を知ったタイミングで腰を痛めたのは、『すぐにヨガを始めなさい』ってことなんでしょうか…。
(あ〜腰がつらい)

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退会したユーザー
2024/04/01 17:39

昔、諏訪湖周辺のゴミ拾いに参加した時のことを思い出しました。
たくさん思い出がある諏訪湖周辺には、当時、けっこうゴミが落ちていて、ショックを受けました。
でも、みんなでゴミ拾いをして、キレイになった諏訪湖を見て、参加して良かったと思いました。
ゴミ拾いをしなくてもいいぐらい、キレイな諏訪湖になったらいいなと思います。

あがりえ
2024/03/30 15:25

久美浜に妻の両親を連れて旅してから10年も経たないのに、義父は逝き義母は施設にお世話になっています。85歳を超えていた二人でしたが、楽しそうな様子を思い出すと、今にして「ヘルスツーリズム」だったのかも?と思えます。
クリーンにしたビーチでヨガなんて、心も体も健康にしかなりませんよね。


たんぼマスター
2024/03/29 19:00

うるわしの京丹後もですが、ビーチクリーンを楽しめるのもココロの健康、まさにヘルスツーリズムだったんですね。

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退会したユーザー
2024/03/29 18:57

「ヘルスツーリズム」という言葉を初めて耳にしました。
私も40代になり、健康のことを考えるようになりました。
体を動かして、美味しいご飯を食べ、家族や友人たちと楽しい時間を過ごして、カラダもココロも元気でいたいと思います。
「ビーチヨガ」やってみたいです。