【レポート】三重県ワーケーション体験レポート

三重の大自然に心と体を浸す、充実のワーク体験
― 拠点は、関西・中京の『奥座敷』湯の山温泉 ―

都心の喧騒から離れ、落ち着いたゆったり時間を過ごせる場所“奥座敷”。
名古屋から特急列車とローカル電車を乗り継ぎ約１時間。
鈴鹿山脈に属する御在所岳の麓『湯の山温泉』に宿泊し、
働きながら休暇を取る“ワーケーション”を、
「わらって地域ソウセイ！編集部」が体験してきました。
自然の色香を感じながら心と体を癒す旅の全貌をレポートします。

■旅の始まりは…夕景に心打たれる“マジックアワー”空の旅。

午後５時頃。飛行機で成田空港を出発して、愛知県の中部国際空港を目指します。
「美しい夕焼けをお楽しみください」という機長のアナウンスで、１時間１５分の空の旅が始まりました。
離陸から約15分、空が黄色く色づき始め…

上空の青さと、地平線を滲ませる夕陽のオレンジのコントラストは、分刻みで変化していきます。

夕焼け空にうっとりしている間に、海岸線に光が灯り始めました。

冬の澄み切った空は、日本の土地土地の異なる美しさを見せてくれ、自分が日常から離れた場所に向かっていることを強く実感させてくれました。

■源泉かけ流し温泉×星空の効能で、１日の疲れを癒す。

今回のワーケーションの拠点は、三重県北部・菰野町にある『湯の山温泉グリーンホテル』。３つの自家源泉を持ち、男湯女湯それぞれに屋内大浴場と２つの露天風呂があり、いずれも源泉かけ流しのアルカリ性単純泉が楽しめます。

開湯1300年の『湯の山温泉』は、織田信長の焼き討ちで衰退し、西南戦争で療養所に指定されて復活したという歴史ある温泉だそうです。
広さ340㎡の大展望風呂は、その名の通り、見上げると濃紺の広い夜空が。風に流れる雲の隙間から星が見え隠れする様子は、見ていて飽きません。深呼吸をしてキーンと冷えた外気が体に入ってくると、体の中の澱んだものが流れていくように感じます。肩にズーンとのしかかっていた疲れがスッキリ取れました。

翌朝は早起きして、もうひとつの露天風呂『庭園露天風呂』を堪能。とろみのある滑らかなお湯が肌の表面を包んでじんわりと温めてくれます。眠い頭と体にエンジンをかけるのには最適です。

■気分が上がるワークタイムを演出してくれる、さまざまなロケーション。

いよいよワークタイム。
10畳＋6畳の落ち着いた和室は、静かで心落ち着く空間で、作業に集中できます。

ホテル内には他にも、仕事で利用できるスペースが用意されています。
広さ90㎡の会議室は、パーテーションで仕切られ、コンパクトな空間は個人作業に最適です。大きな窓の外には美しく整えられた庭が広がっていて、四季折々の景色が楽しめるそうです。

晴れた日には明るい光が差し込みますが、雪景色を眺めながらの仕事も心が癒されます。

■見渡す限りの大自然！標高1,200mではかどるデスクワーク！？

屋外に繰り出したくなって、湯の山温泉駅から車で約10分の『御在所ロープウエイ』へ。約12分間で約780m上昇する空中浮遊ができます。晴れた日には、四日市市街越しに伊勢湾まで望めます。

ロープウエイの終点で下車し、屋外に出るとそこは、一面銀世界。
道に沿って並ぶ木々の枝には樹氷が輝き、“樹氷のトンネル”を散策することができました。

寒さに体が震えてきたら、ロープウエイ駅横に併設する “三重県一標高が高いレストラン”『ナチュール』へ。
お店名物『御在所カレーうどん』を食べると、体が一気に温まります。
このレストランではワーケーションプランが設定されており、１人1,000円/1ドリンク付で、店内でデスク作業が可能です。標高1,200mに位置する場所でありながら、フリーWi-Fiも良好です。（※要予約）